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【塾講師】国語の得点力を上げるには・・・

こんにちは、Wideneckerです。まだまだ暑い日が続いています。
週末には、西日本に猛烈な台風が接近しています。「社会」や「理科」の授業で、気候について扱うことがありますが、もはや過去の常識が通用しないのではないかと思ってしまいます。
例 日本は、「温帯に属し・・・」→「亜熱帯では・・・?」
例 停滞前線は、「シトシトと雨が降り続き・・・」→「局地的に大雨になり、災害を起こす・・」

さて、今回は国語に関する話題です。新規入会の面談時に、国語の成績に関する依頼はとても多いです。苦手としている生徒さんが多いのでしょう。

なぜ、国語が苦手なのか

Widenecker
Widenecker

ちょうど1年前にも、同じようなテーマで書いていますね。

「国語」といっても、定期テストと入試問題では、勉強の方向性が異なります。

文章のジャンルによっても、ポイントの押さえ方が異なります。

他の科目との決定的な違いは、「なぜできないかが分かりにくい」ところにあります。
例えば、英語であれば単語が読めない・文構造を覚えていないことが、得点につながらない理由になります。同様に社会であれば、年表の政治史・文化史などの用語暗記をしていないことや、その内容(背景・過程・結果)を理解していないことが大きな原因になるでしょう。理数系に関しては、計算が苦手だったり、図形が苦手だったり、原因は特定しやすいです。
では、国語は・・・というと、少なくとも日本語で書かれている文章なので、読めてはいるはずです。内容に関しても、まったく理解できないという訳ではないはずです。

  • 原因1 文章を読めていない
    漢字が読めない、語句の内容が分からないなど、「読む」ことができない状態です。また、「読み飛ばし」の癖がついてして、一語ずつ目で終えていない可能性があります。

  • 原因2 設問の内容を理解していない
    何を問われているのか、どのように答えるのか、そこを理解していない状態です。せっかく記述を埋めても、条件を満たさなければ残念ながら得点にはなりません。

  • 原因3 答えを探せていない
    本文から「答え」や「答えのヒント」を探さずに、自分の頭の中で正答を探している状態です。選択問題で、「きっとこれだ」と選んでしまうパターンです。

音読の実践(保護者の方へ)

低学年の「音読」は賛否両論ありますが、私は賛成派です。中学生にもやらせたいくらいです。
急がなくてよいので、ゆっくりと正確に読むことを心掛けてください。
学校の先生によっては、抑揚をつけてとか、感情をこめてとか、プラスアルファを課してくることもありますが、国語の読解力という観点からは、あまり気にしません。

読み終わったら、保護者の検印をして、おしまいになる流れだと思いますが、ここで終わると勿体ない。
是非、簡単な内容の質問をしてみてください。
・登場人物の◎◎は、どこにいたでしょう?
・筆者が●●の原因として言っていたことは?
きちんと内容を理解していれば、即答できるはずです。答えられない場合は、「読めていない」状態だと分かります。これが、テスト中に起きているのです。
その場合は、黙読でも良いので本人に探させてください。

重要語句の抽出

文末表現に気を付けて読むように、日ごろから指導をしています。比較的、「強い表現」と生徒たちには話しています。
・~に違いない。
・~のはずだ。~のはずがない
・~なのだ。

接続詞については、逆接表現・まとめ(言い換え)表現に注目させます
・しかし/だが/けれども
・つまり/いわば/要するに

例示が書かれた段落は、前後を注視する

例を用いたのは、説明を補足するためです。
・最初に説明をして、あとから例示する
・先に例示をして、あとから説明をする
いずれにしても、筆者の強い意見や登場人物の心情に関する具体的な記述が見つかるはずです。

Widenecker
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線引き読解を、なかなか生徒たちはやってくれません。
何度も何度も繰り返して指導をし、入試までには仕上げたいと思っています。

中学生の定期テスト攻略については、また次回!

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